男性と違う女性の薄毛・抜け毛
日本国内には、1000万人以上も薄毛や抜け毛でお悩みの男性がいらっしゃるようですが、
近年は、薄毛や抜け毛で悩む女性も急増して、国内で600万人ともいわれています。
以前は、薄毛や抜け毛などの髪のトラブルは、男性特有のものと思われていましたが、
現在は、男女共通の悩みとなっています。
しかし、その症状や原因は、男性と女性では異なります。
男性の場合は、AGA(Androgenetic Alopecia)と呼ばれる「男性型脱毛症」がほとんどで、
男性ホルモンの影響を強く受けているので、遺伝的な要因が大きく関わっています。
それに対して女性は、睡眠不足や栄養の偏り、ストレスなど、普段の生活習慣に主な原因があり、
その他、紫外線、間違ったヘアケア、喫煙など、さまざまなことが絡み合って、髪や頭皮に悪影響を与えて、
薄毛や抜け毛などのトラブルが発生するようになります。
また、脱毛の進行パターンも男性と女性では違います。
男性は、額の生え際が後退したり、頭頂部が薄くなったり、あるいは、この両方から薄くなるという、
3パターンで進行し、最終的には、後頭部と側頭部を残して禿げた状態になります。
一方、女性は、頭髪全体が平均的に薄くなり、男性のように完全に禿げることはありません。
そして、女性の脱毛の症状は、遺伝的な影響を大きく受ける男性の脱毛症に比べ、栄養バランスの良い食事を摂り、
規則正しい生活を送り、しっかりと正しいヘアケアを続ければ、髪が甦る確率も高いようです。