正常な髪でも1日に100本くらいの抜け毛がある!
シャンプーやブラッシングした後の抜け毛の多さ、また、朝起きたときに、
枕カバーに付いた大量の抜け毛を発見すると、自分の髪の毛は、この先、
いったいどうなってしまうのだろう・・・と、不安を抱いている人は多いようです。
人の髪の毛の1本1本は、頭皮の中に埋もれている毛根部分から生まれ、
成長期(2~6年)→退行期(2~3週間)→休止期(3~4ヶ月)という
ヘアサイクルを経てから、自然と抜け落ち、1本の髪の毛の一生が終わります。
退行期に入っている髪は、やがて自然と抜け落ちるのを待っている状態ですが、
正常なヘアサイクルであれば、全体の髪の約90%は成長期に存在し、残りの
10%ほどは退行期ということになります。
このように退行期には、髪全体の約10%も占めているので、1日に100本くらいの
抜け毛があっても特に異常なことではなく、直ぐに、また新しい髪が生える準備が
できており、気にするようなことではありません。
そもそも人の髪は、おおよそ10万本あるといわれています。
髪10万本に対して、退行期に存在する約10%の髪は1万本。
その1万本に対して、抜け毛の100本は、ほんの1%にしか過ぎません。
正常なヘアサイクルがしっかりと行われていれば、1日に100本抜けても、
また、新しい髪が100本生まれるというヘアサイクルがあり、さらに、髪の毛1本1本の
ヘアサイクルのタイミングが違うので全体の髪の量が保たれているわけです。