何らかの原因でヘアサイクルが乱れると薄毛や抜け毛が起こる!

 

人の髪の毛は、正常にヘアサイクルが保たれていれば、

およそ2~6年の間隔で生まれ替わり、

1日に100本くらいの抜け毛があっても、

全体の髪の毛量は一定に維持されています。

 

ところが、何らかの原因でヘアサイクルが乱れてしまうと、

髪の毛の成長期が短縮されて休止期に存在する髪の割合が増え、

薄毛や抜け毛の症状が起こるようになります。

 

本来は、太くイキイキとした硬毛に成長するのですが、

成長途中でストップして休止期に移行した髪は、細くて弱弱しい軟毛で、

頭皮の表面にまで伸びてこないものも多くあります。

 

このように、多くの髪が軟毛化することで地肌が透けて見えるようになり、

また、休止期に存在する髪の割合が増加するので、

自然と抜け毛も多くなるわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、このヘアサイクルが乱れてしまう原因は、一体何なのでしょうか?

 

男性の場合は、

男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)という

成分に変化すると、毛乳頭と毛母細胞の働きを抑制するようになり、

その結果、ヘアサイクルが乱れて脱毛症が発生します。

 

薄毛、抜け毛で悩む男性のほとんどは、この症状で、

男性型脱毛症、または、AGA(Androgenetic Alopecia)と呼ばれ、

遺伝的な影響が強いようです。

 

それに対して、女性の薄毛は、

「びまん性脱毛症」という症状が多くを占めますが、

主な原因は、夜更かしばかりで睡眠不足の生活が続いたり、

無理なダイエットで栄養が偏ったりするような乱れた生活習慣、

それに、ストレスや紫外線、タバコ、間違ったヘアケアなど、

さまざまなことが挙げられます。

 

このように、男性型脱毛症は遺伝的な要因が強いため、

治療を諦めてしまう人も多いようですが、

女性の場合は、規則正しい生活を送り、正しいヘアケアを施せば、

高い確率で改善できるといわれています。

 

そして、薄毛、抜け毛を予防するヘアケアとしては、

髪が育ちやすい頭皮環境に整えることが大切です。

 

いくら育毛効果の高い成分が含まれている育毛剤を頭皮に塗っても、

余分な皮脂や汚れで毛穴が詰まっている状態では、

髪をつくる毛乳頭や毛母細胞まで届かないので、

何の効果も得られません。

 

また、血行が悪い頭皮は、

毛乳頭と毛母細胞が必要とする栄養素や酸素が行き渡りません。

 

薄毛、抜け毛を予防し、健康的な髪が育つ頭皮環境を維持するには、

まずは、毎日、規則正しい生活を送り、

栄養バランスを考えた食事を摂ることが大切ですが、

悪い頭皮環境に陥らないために、毎日のシャンプーにも注意が必要です。

 

ドラックストアーやスーパーなどでは、

多くの種類のシャンプー剤が売られていますが、

その中で、大量生産されて安価なシャンプー剤のほとんどは、

泡立ちをよくするために、

洗浄力の強い石油系合成界面活性剤が配合されています。

 

しかし、このシャンプー剤は、頭皮への刺激が強く、皮膚の弱い人は、

何らかのトラブルを招く恐れがあり、

それがヘアサイクルの乱れにつながってしまいます。

 

ヘアケアには、シャンプー剤に配合されている成分にも注意し、

できるだけ頭皮に負担の無いシャンプー剤を選ぶようにしましょう。

 

 



 

 

 

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