食べ過ぎによる肥満が原因で起こる脂肪肝が増えている!
毎日、多量のアルコールを飲み続けている人は、
全身の臓器にダメージを与えてしまい、特に肝臓は大きな悪影響を受けます。
近年は、こうしたアルコール性肝障害を起こす人が増えている傾向にあります。
ですが、もともとアルコールによる肝障害は、そんなに多いわけではありません。
どうしても肝臓病というと、アルコールの飲み過ぎからというイメージが強くて、
大酒飲みに起こる病気という思い込みがあるようですが、
実際は、アルコールによるものは肝臓病全体の約20%程度しかありません。
アメリカや西欧先進国では、
アルコールの飲みすぎによる原因が大半を占めているようですが、
日本国内は、ウイルスによる原因が約80%になります。
ウイルス性肝炎は、
現在、分かっているものでA型、B型、C型、D型、E型の6種類ありますが、
残りの約20%のほとんどがアルコールが原因というものです。
しかし、現代社会は、多くのストレスを抱えるような環境で働く人が増えており、
それを解消するためにアルコールを飲む量が増えて、
アルコール性肝障害を起こす人が増えているという傾向にあります。
そして、もう一つ、増えている傾向にあるものが、
食べ過ぎによる肥満が原因で起こる脂肪肝です。
今の世の中は、食べ物が豊富で、
しかも、あらゆるものが便利になって体を動かす機会が減り、
食べ過ぎと運動不足から体型が肥満化してしまう人が増加しています。
通常、脂肪肝は、大量のアルコール摂取によって、
肝臓に脂肪が蓄積されて肝機能が悪化するという酒好きの人に起こる障害ですが、
ほとんど酒を飲まない人でも、
食べ過ぎによって肥満化した人は、脂肪肝になることがよくあります。
そもそも肥満体型は“百害あって一利なし”といわれるほどの大問題で、
特に内臓脂肪型肥満は、肝障害だけでなく、
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、糖尿病など、
命にかかわる生活習慣病を招く恐れがあります。
肝臓だけでなく、全身の健康のためにも、
アルコールは自分に合った適量を守り、栄養バランスのよい食事を適量分だけ、
規則正しく摂るという食生活が大切です。
肝臓病の基本的な対策は、
栄養バランスのよい食事を摂るという食事療法です。
一般的な病気は、薬による療法が優先されますが、
本来の肝臓の働きを考えると肝臓病の場合は、
むやみに薬を使うことができません。
なので、今のところ、肝臓病は食事療法がメインとなっており、
「高タンパク質、高ビタミン、適正カロリー」を意識した食事が重要となります。
そこで、肝臓の働きを助けるオルニチン、秋ウコンをはじめ、
良質のタンパク質となる必須アミノ酸などを含んだ
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肝臓に良い食材として“しじみ”がよく挙げられますが、
その理由は、オルニチンと必須アミノ酸が豊富に含まれていることです。
オルニチンは、もともと体内に存在するアミノ酸の一種で、
肝臓の働きを助ける働きあり、
必須アミノ酸は、体内で合成することのできないアミノ酸のことで、
この必須アミノ酸が多く含まれているものが良質のタンパク質となります。
さらに、「しじみにんにく卵黄」に含まれている秋ウコンには、
クルクミンという成分が豊富に含まれており、
このクルクミンは、肝臓からの胆汁の分泌を促すという働きがあります。
食べ過ぎによる肥満やアルコールの飲み過ぎによる肝臓の不安を抱えている人は、
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