薄毛や白髪についての都市伝説はたくさんありますが・・・

 

年齢を重ねるとともに薄毛や白髪などの髪のお悩みが増えてきます。

 

男性は「年だからしょうがない・・・」と諦める人も多いようですが、

女性の場合は、そう簡単にはいきません。

 

女性にとって“髪は命”といわれるほど、見た目の年齢を決め、

その人の印象を大きく左右するとても大切なもので、

男性以上に髪への思いは強いのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それだけに、世の中には、

薄毛や白髪などについての都市伝説がたくさん溢れています。

 

これらの都市伝説を信じ込んでいる人は結構いらっしゃるようですが、

これからの薄毛や白髪対策の参考になるように、

いくつかの都市伝説を紹介したいと思います。

 

 

☆ ワカメや昆布などの海藻類を食べると髪が生える

 

確かに、海藻類には亜鉛や鉄分など、

髪にとって重要な栄養素が含まれていますが、

それだけ食べて、髪が生えたり、黒くなるという医学的な根拠は全くありません。

髪はタンパク質でできているので、

まずは、原料となる良質のタンパク質を十分に摂取することが必要です。

良質のタンパク質とは、必須アミノ酸がバランスよく含まれている食品のことで、

肉、魚、豆類などの動物性と植物性のタンパク質を満遍なく食べることです。

それに加えて、髪質を守る亜鉛や鉄などのミネラル類、

髪に重要とされるビタミン類をバランスよく摂り、

さらに、活性酸素を除去するために抗酸化成分が含まれている食品も

積極的に摂るようにしましょう。

 

 

☆ 帽子をかぶり続けていると禿げる

 

これも確かな根拠はないようです。

しかし、アトピー性皮膚炎などの皮膚の弱い人は、

帽子などを長時間かぶることで炎症が悪化して抜け毛を引き起こすことがあります。

また、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなる場合もありますので、

できるだけ長時間のかぶりものは避けて、通気性をよくしましょう。

 

 

☆ 白髪を抜くと増えていく

 

黒髪は、毛母細胞のところどころにある毛母メラノサイトという細胞から

黒色のもととなるメラニン色素が作り出されて髪が黒くなりますが、

白髪は、毛母メラノサイトの働きが低下して、

黒色のもととなるメラニン色素が作られなくなることが原因です。

なので、白髪を1本抜いたからといって、

他の毛穴の毛母メラノサイトの働きが低下して、

白髪が増えるということはありません。

ただし、白髪を抜いたところの毛穴から生えてくる髪は、また白髪です。

 

 

☆ ストレスで一晩にして白髪に変わる

 

かなりのストレスで「朝起きたら髪の毛が全部真っ白に・・・」

という話をよく聞きます。

過度のストレスは、体内バランスを崩して薄毛や抜け毛を引き起こしてしまう

恐れがありますが、一晩にしてほとんどの髪が白髪に変わるということは、

今のところ考えられません。

そもそも髪の毛は、死んだ細胞からできているので、

ストレスで髪の色が変わるということはありません。

 

 

現在、脱毛症に関しての研究は、かなり進んで

医学的に発毛効果が認められた成分が含まれた育毛剤などが販売されています。

 

また、若い女性の脱毛症に関しても、生活習慣を見直して、

正しいヘアケアを施せば、かなり高い確率で改善できるといわれています。

 

それに対して、白髪は、遺伝的な要因が強く加齢現象の一つで、

年齢を重ねるとともに必ずあらわれてきます。

 

そして、まだまだ白髪になる原因は、

医学的に解明されていない部分は多いようです。

 

そのため、今のところ、白髪対策は染めるしかありませんが、

カラートリートメントタイプやクリームタイプ、泡タイプなど

いろいろな商品がありますので、自分に合った商品を選んで、

白髪のお悩みを解消しましょう。

 

 

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