ヘアサイクルを正常に働かせれば抜け毛がなくなる!
シャンプーした後に排水溝に溜まった抜け毛や、
朝、起きた時に枕に付いた多量の抜け毛を見て、
脱毛症が進行しているんじゃないかと心配している女性は結構いらっしゃいます。
実際に、日本国内で、薄毛で悩む女性は600万人ともいわれています。
ちなみに、男性型脱毛症を発症している男性は、
1200万人以上もいらっしゃるようです。
しかし、“髪は女の命”とよくいわれるように、
女性にとって薄毛は、とても深刻な問題です。
なので、なんとなく抜け毛が増えた気がすると、
すぐにナーバスな気分に陥ってしまうのではないでしょうか。
ですが、そもそも抜け毛は、1日に80~100本は自然に抜け落ちていきます。
そして、また次から次へと新しい髪の毛が生まれ、
全体の毛量が保たれているわけです。
このように抜け毛には、抜けても安心な髪の毛があるわけですが、
あきらかに、毎日100本以上は抜けるという人は、
早急に抜け毛対策のヘアケアを始める必要があります。
髪の毛1本は、
頭皮の中に埋もれている毛根の一番奥に存在する毛母細胞が
盛んに細胞分裂を繰り返すことで生まれ、
そして、頭皮の外へと、どんどん伸びて成長していきます。
こうして生まれた髪の毛は、
成長期(2~6年、女性の場合は約4~6年)→退行期(2~3週間)
→休止期(2~3ヶ月)というヘアサイクルを経て抜け落ち、
髪の一生が終わります。
このヘアサイクルを正常に経て抜け落ちた髪の毛は、
何の問題もない抜け毛ですが、何かしらの原因でヘアサイクルが乱れて、
まだ成長途中の段階で抜けてしまう髪の毛は、
脱毛症の問題が起きているということになります。
ヘアサイクルが乱れる大きな要因として挙げられるのが、
頭皮環境の悪化です。
頭皮の血流が悪くなると、
毛根の奥にある毛母細胞まで髪の製造に必要な栄養素や酸素が
行き渡らなくなって働きが低下してしまいます。
すると、ヘアサイクルも乱れて、
成長期の髪が、突然、休止期に移行するなどして抜け毛が増え始めます。
そして、まだ成長途中の細い髪の毛が休止期に移り、
休止期にある髪の割合が増えれば薄毛ということになります。
また、頭皮に余分な皮脂や汚れが常に付着しているという不潔な状態は、
毛穴を塞いで、抜け毛を発生させる原因となります。
もし、1日の抜け毛が、あきらかに増えて、100本以上はあると感じたら、
さっそく、頭皮環境を整えて、清潔で、血行のよい頭皮に改善しましょう!
それが、ヘアサイクルの正常化につながります。