美肌を保つために質の良い睡眠を取る!
若々しい美肌を保つために、毎日、地道なスキンケアや紫外線対策などは、
とても大切なことですが、こうした肌の外側からのケアだけでなく、
睡眠、食事、ストレス解消、適度な運動、禁煙など、
健康的な体を作る生活習慣という体の内側からのサポートも必要です。
「健康的な体に美肌は宿る」というわけです。
その中でも、睡眠は最も重要といっても過言ではありません。
質の良い睡眠を肌のゴールデンタイムと呼ばれている夜10時から深夜2時の間に
取ることができれば、成長ホルモンが多量に分泌されるので、
その結果、新陳代謝が活発化し、ターンオーバーも促されて
日中にダメージを受けた肌が修復されるなどして、若々しい美肌が保たれます。
では、質の良い睡眠とは、一体、どんな睡眠なのでしょうか?
睡眠は、脳までしっかり休息状態に入っているノンレム睡眠と
体は休んでいても脳はまだ眠りに入っていないレム睡眠の2種類に分かれます。
最初、眠りに入った時はノンレム睡眠になりますが、
その後、約90分ごと交互に、ノンレム睡眠とレム睡眠が繰り返されます。
そして、最初のノンレム睡眠で、深くぐっすりと熟睡できれば質の良い睡眠となり、
それが夜10時から深夜2時の時間帯に取れれば、多量の成長ホルモンが分泌されます。
最初のノンレム睡眠の約90分の間で熟睡できれば、たとえ6時間未満の睡眠でも、
スッキリと目覚めることができて質の良い睡眠を取ったということになります。
逆に、最初の90分が浅い眠りになってしまうと、たっぷり10時間近く眠っても、
頭が重かったりして、満足の得られる睡眠ではなかったということになります。
ようするに睡眠は「時間」ではなく「質」であり、
いかに最初の約90分で熟睡できるかにかかっています。
そのためには、寝やすい環境に整えて、
夜10時にスムーズに眠りに入れるような準備が必要です。
例えば、マットの硬さや枕の高さは自分の体に合ったものを選び、
パジャマは吸収性の良い素材で、カーテンは落ち着いた色合いにし、
寝室の照明は、ベットに入る前から少し暗めにして、静かにしておきましょう。
さらに、入浴は、ベットに入る2~3時間前に済ませ、
20時以降のカフェインを含んだコーヒーなどは控えるようにしましょう。
特に現代社会は、夜遅くまで、パソコンやスマートフォンを見ているということが
当たり前のようになっていますが、これらが発する光の刺激は、
神経系の切り換えがうまくできなくなって、寝つきを悪くしてしまいます。
このように寝る環境を見直して、少しだけでも工夫することで、
質の良い睡眠が得られます。