育毛剤に配合されているミノキシジルなどの有効成分
育毛剤には、さまざまな有効成分が配合されています。
最も有名なのがミノキシジルです。
現在、医学的に育毛効果が認められている塗り薬成分は、このミノキシジルだけです。
ミノキシジルは、元々、血管拡張剤として高血圧患者のために使用されていたものなのですが、血管拡張作用によって頭皮の血流が改善され、発毛を促進する効果があることがわかったことから、育毛剤に配合されるようになりました。
ただ、このミノキシジル成分は、かゆみやアレルギー反応、低血圧症、性的不能、不整脈、むくみなどの副作用が起きるケースがあるので、注意しないといけません。
その他に、グリチルリチン酸ジカリウムも育毛剤によく配合されている成分で、優れた抗炎症作用があります。
頭皮トラブルの改善に有効な成分で、頭皮に大きなダメージを与える心配がありません。
センブリエキスも育毛剤によく配合されていて、血行促進作用があります。
また、抜け毛予防にも効果があり、髪を太くしたいときに有効とされています。
ノコギリヤシエキスは、育毛剤に配合されている有効成分の中でも代表的なもので、男性型脱毛症に大きな効果を発揮します。
主として、男性ホルモンの生成に関わる5αリダクターゼの働きを抑制する効果があります。
このように、さまざまな育毛成分がありますが、今のところ、AGAと呼ばれる男性型脱毛症に、最も効果があるとされているのは、ミノキシジルを配合した育毛剤のようです。