育毛効果が認められている成分ミノキシジル
発毛促進する成分として注目を集めているのがミノキシジルです。
日本ではそれほど認知されていませんが、ミノキシジルは血管拡張薬でありもともとは血圧の治療に利用されていました。
しかし臨床実験によりミノキシジルの副次的な効果として毛髪が伸びることが発見され、1980年代に米国アップジョン社によって脱毛の治療薬として認可されました。
おもに局所的な毛髪の治療に使われますが、男女とも数か月の使用でおよそ25%に効果が出たといわれています。
しかし、もちろん効果には個人差があり、また赤ん坊のように毛髪自体が細く色素が薄い髪だと効果があまり発揮されません。
また、薬品としての副作用もあり、皮膚の刺激により頭皮が荒れてしまったり、めまいなどを訴える人もいるようです。
そして、ミノキシジルはすべての症状に対して育毛効果があるわけではありません。
前頭部の生え際から薄くなるタイプの男性型脱毛には、ミノキシジルはあまり効果が期待できないようです。
それでも、ミノキシジルを5%配合した育毛剤を使用した方の中では、51%の男性に頭頂部の育毛効果はあったといわれていますのでどの部分を育毛したいのかによってミノキシジルを利用するべきかが変わってきます。