肌内部に存在するコラーゲンとは・・・
人の皮膚は大きく分けると、表面から順に、表皮、真皮、皮下組織という
3層構造でできています。
その真ん中に位置する真皮で、約70%を占めているのが、肌のハリや
弾力を保つ働きをするコラーゲン線維です。
真皮の内部は、網目状にコラーゲンが存在し、そのコラーゲンをところ
どころにエラスチン線維がつなぎ留め、そして、コラーゲンとエラスチン
の骨組みのまわりを埋め尽くしているがゼリー状のヒアルロン酸です。
コラーゲンは、タンパク質の細い線維からできており、現在は、約20
種類のコラーゲンがあることが判明しています。
真皮に存在しているコラーゲンはⅠ型で、軟骨はⅡ型、血管まわりは
Ⅲ型になります。
どうしても、肌のハリや弾力は、コラーゲンばかりが注目されますが、
コラーゲンをつなぎ留めているエラスチンやヒアルロン酸も大切な
働きを担っています。
そして、これらのコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生み出して
いるのが、同じ真皮に存在する線維芽細胞です。
年を重ねるとともに、肌のハリや弾力が失われていくのは、線維芽細胞の
働きが衰えて、生産量が減少してしまうからです。
アンチエイジング用の化粧品をお探しの場合は、この線維芽細胞を活性化
する成分が含まれているものを選びましょう。
また、コラーゲンやエラスチンは、紫外線、酸化、糖化などの影響で劣化
してしまうので、日頃から紫外線対策や劣化予防する対策をしっかりと
行うことが必要です。